【レビュー】私が「100年コート」をオススメする10の理由

筆者は、服が大好きだ。

学生時代からこれまで、正直いくら使ったか分からないくらいに服を買っている。ジャンルは様々。プラダやドリスバンノッテン、ディオールなどのハイブランドにも一時期ハマっていたし、ストリート系やスポーツミックスなども経てきた。

最近では、日によって、また、気分によってそれらを組み合わせて楽しんでいる。そんな筆者が買った中で、本当に良かったと思えるのはサンヨーが販売している「100年コート」だ。

今回は、筆者が「100年コート」を2年間着用したレビュー、オススメポイントを紹介していく。

「100年コート」は高級感がにじみ出る

まずは一番のポイントだが、見出しにも書いた通り、「100年コート」は高級感がヤバい。

100年コート レビュー 評価

それを可能にしているのが、使っている生地の良さ、そして縫製の良さ、そしてサイズ感の良さだ。外観的な部分から紹介するが、筆者は「100年コート」のロングタイプ、ベージュを所有している。

通常、ベージュといえば、ブラウン寄りのカラーを想像するかもしれないが、「100年コート」のベージュはなにやら青白い。これは高品質な生地を使っている”証”でもある。

同社によれば、100年コートの表地には、最高級の綿と言われる「エジプトコットン(GIZA)」の高密度先染め素材を使用。さらに、経糸、緯糸、それぞれに最適な撚りが施されているため、堅牢度にも優れている。

また、こだわりの染料を使用。これで染めた深みのある色が高級感を引き立てている一因といえそうだ。こうした生地に対するこだわりや縫製に対するこだわりは、日本ならではの繊細な技術だからこそなせるもの。

100年コート レビュー 評価

縫製は、国内最高水準の技術力を持つ、青森サンヨーソーイングにて行われている。

実物を見ないと分かりにくいかもしれないが、とにかく「100年コート」は高級感がヤバいのだ。

「100年コート」はシルエットが最高にクール

個人的に、服の真価を決めるのはシルエットだと思っている。先に「100年コート」が放つ独特の高級感について紹介したが、洋服はその人を包んで、より良く(かっこよく、かわいく)見せるものだ。

そういう意味で、シルエットは重要な要素となる。

「100年コート」は、この点でも実に魅力的だ。一般的に良く売られている安価なトレンチコートは、シルエットがストンと落ちており、服が体にピタリと吸い付いてくるような感覚は出にくい。

ユニクロもトレンチコートを1万円台でリリースしていて、正直立派だと思うが、シルエットについて議論しだすと、残念な部類に入る。そのくらい、服が体に合わせてくれるような作り、シルエットは難しいものなのだ。

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「100年コート」のシルエットは、エレガントという表現に尽きる。肩幅や胸囲といったサイズ感は、ウェブ等に記載の通りで、実にスタンダードな印象。

しかし、実際に着用してみると、これが意外にフワっとしていて、まったく窮屈感がない。あれだけの布の塊を身にまとっているのに・・・だ。それでいて、見た目は細身でスタイル良く仕上がる。つまり、体に最適な吸い付きを実現しているのだ

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実は、「100年コート」を購入する前に、バーバリーのトレンチコートも悩んだ。おそらく、このコートを購入する方の多くが通る道だと思う。後ほどデザインコンセプトンの違いについても触れるが、シルエットという意味でも、個人的には「100年コート」の方が上だと感じて、購入に至った。

具体的に言えば、バーバリーのトレンチコートは、どちらかといえば欧州人の体系に沿ったソーイングとなっている。欧州ブランドなのだから当然だ。もちろん、着やすいし、高級感はあるが、「100年コート」のように吸い付くような感覚を筆者は感じられなかったし、袖丈が少し長めに作られすぎている点も気になった。

着心地という点では、人それぞれ違った印象を持つかもしれないが、筆者はどちらかといえば、現代的で代表的な日本人の体型(178センチ66キロ)なので、ぜひ参考にしてみて欲しい。

「100年コート」はディテールがこだわり満載

次に「100年コート」でオススメしたいポイントは、そのディテールの細かさだ。

筆者はトレンチコートを決める際、エポーレットやストローラッチを見る。エポーレットは、肩の部分についているフラップのようなもの、ストローラッチは腰部分についているベルトのことを指す。この辺を見ることによって、仕事の細かさ、トレンチコートの完成度の高さが分かるというわけだ。「100年コート」はこの二点についても妥協が一切ない。

100年コート レビュー 評価

まず、エポーレットだが、その位置や縫製が実に丁寧。留め具のボタンも質の高さが滲み出る。縫い目は特に細かく、「100年コート」の名に恥じない。おそらく、何年使っても、糸のほつれは出てこないのではないか。

100年コート レビュー 評価

また、ストローラッチもやや長めの仕上げで、高級感を増している。もちろん、縫製も頑丈で、何回結ぼうと、ほつれが出てこない。生地がしっかりしているからか、シワもつかない上、形が崩れてこない点も好印象だ。

あまり目立たないようなディテールかもしれないが、品質が高いコートと、そうでないコートの差は、このあたりでも生まれる。こうした何気ない仕上がりの良さも、100年コートの高級感演出に一役買っている。

「100年コート」はプリーツの入りが絶妙

トレンチコートをエレガントに着こなすには、プリーツの入りが非常に重要な要素となる。

トレンチコートは一定以上高価なものだと、バックに二重のプリーツが入る。このプリーツが入ることによって、良い意味でAラインが生まれ、着る人の自由度を増したうえで、美しい着こなしに仕上げてくれる。

100年コート レビュー 評価

「100年コート」は、このプリーツの入り方も絶妙だ。これは背後からの写真だが、着る前から美しいの一言。生地と縫製技術の高さによって生み出されるこのシンメトリーな切れ込みが、着た時にヒラヒラとなびき、着ている人を歩きやすくしてくれる。もちろん、洋服としての完成度も倍増し、その高級感をさらに昇華する。

「100年コート」は雨風に強い

リアルクローズ(毎日着る洋服)として重要なのは、どんな天候でも気兼ねなく着られることだが、その点でも「100年コート」は優れている。

実際、筆者はここ二年間、春・秋・冬にわたって着用しているが、「100年コート」は天候を気にしたことがない。

これは購入前からチェックしていたポイントだが、100年コートは、生地にはっ水・はつ油加工が施されている。

つまり、少々の雨ははじくし、多少何らかの油がついたところで、ふき取っておしまいだ。

小さな事かもしれないが、このポイントは、毎日使う洋服になるか否かを決める重要な要素である。考えてみれば分かると思うが、高い洋服を買えば買うほど、もったいなくて着られないということがよくある。

たとえばダウンだったら雨の日に着たら痛むかもしれない、ウールだったらにおいがつくかもしれないといった具合だ。

しかし、100年コートはその点、何も気にしなくても良い。少々お高い買い物かもしれないが、毎日着られるというのは洋服のパフォーマンスを考える上で、当然意識すべきである。

「100年コート」は3シーズン余裕で着られる

トレンチコートというと、春、秋というイメージがどこかにあるかもしれないが、最近ではインナーダウンが流行っていることもあって、冬でもお構いなしで着ている人も増えてきた。

100年コート レビュー 評価

実は、「100年コート」はインナーダウンを着用せずとも、春・秋・冬の3シーズン、余裕で着用できるだけの防風性能が備わっている。これは取り外しが可能なライナーが付いていることももちろんあるが、襟を立てたり、しっかりフロントボタンを留めさえすれば、隙間がなくなる作りに仕立てられている点も大きい。

筆者はよくピストバイク(スポーツタイプの自転車)に乗るが、「100年コート」であれば、真冬でも寒さはあまり感じない。もちろん、ロングタイプを選択していたり、中にニットを着用していることもあると思うが、本当にコートとしての完成度が高いといつも感心している。

「100年コート」は丈感が絶妙

チラッと先に書いたが、「100年コート」には、ロング丈とショート丈の2種類がラインナップされていて、筆者はロングタイプのものを気に入って着用している。

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洋服のロング丈というのは結構曲者で、短すぎても様にならないし、長すぎるとコートに着られている感が出てしまう。それこそ、スナイパーのような見た目になる。

100年コート バーバリー トレンチコート
100年コートのサイズチャート
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その点、「100年コート」の丈感は絶妙だ。サイズチャートは上の通りで、表記上は「少し長い?」と感じるかもしれない。

しかし、実際に着用してみると、バックについたプリーツの効果や、シルエットの良さが手伝って、絶妙に足が出るような仕上がりとなっている。

かっこいいロングコートというのは、本当にその人のスタイルをバランス良く見せてくれるファッションアイテムだが、「100年コート」は、これまで筆者が着用してきたロングコートの中でも、特に絶妙な部類に入る丈感を持ったロングコートである。

「100年コート」はシンプルイズベストを体現している

「100年コート」購入者の中で、おそらくバーバリーのトレンチコートとの比較をせずに購入を決意する人はいないだろう。そのくらい、二つのコートはどちらも魅力的で、ライセンスの関係からも、比較検討する価値のある二商品だ。

そんな中、筆者は「100年コート」をチョイスした。中には、価格で決めるという人もいるかもしれないが、10万円を超えるアパレルを購入する際には、あまり価格で妥協してほしくない。失敗したときのダメージが大きすぎるからだ。

100年コート レビュー 評価
裏地も非常にシンプル

私が「100年コート」を選んだのは、本当に一生涯、飽きずに、いつでもどこでも着られると感じたのはこちらだったから。バーバリーはかっこいいし、時代に左右されない。しかし、その特徴的な裏地は、コーディネートを選ぶし、TPOにそぐわない場面もある。つまり、着る場面が制限されてしまう。

その点、「100年コート」はと言えば、実にシンプル。裏地は通常、無地。ワイン色のライナー(※ライナーを外すとブラウンの裏地)ではあるが、渋いカラーリングなので、まったく悪目立ちしない。

洋服が好きな人であれば、確実に良い服だと分かる一品だが、そうでない人からすれば、良くも悪くも普通の服である。それこそが、100年コートの魅力の1つだ。

「100年コート」には、ストーリーがある

洋服を買う上で重視したいポイントの1つに、筆者はその服に込められた思いやストーリーといったものがある。

この洋服を制作する際に、どんな人がどんな気持ちで作ったのかということだ。こだわりのアパレル商品には、必ずこのストーリーが存在するが、「100年コート」もまた、例外ではない。

「100年コート」は、親子で世代にわたって引き継がれるようなコートを作りたいという職人の想いが反映されたコートだ。それは特設サイトを見てもらえれば、存分に分かってもらえると思う。

100年コート バーバリー トレンチコート

ユニクロやH&M、ZARAなどを否定するわけではないし、筆者も大好きなファッションブランドだが、時折悲しくなる時がある。それは、安いからと言って、一過性で購入し、2~3年経ったらすぐにボロボロになって捨ててしまう時だ。

何事においても、別れというのは寂しいもの。1000円のTシャツとはいえ、日本人である以上、なんとなく、もったいないと思ってしまうが、おそらく置いておいても、もう着ない。

100年コートには、そうした別れが存在しないように感じる。それほどまでに美しく、頑丈だ。時折、古着屋などで100年前のビンテージコートなどを見かけることがあるが、おそらくこの「100年コート」も、所有者がもし亡くなった等の理由で着なくなっても、身内もしくは見知らぬ誰かが着ているような洋服に育つはずだ。

「100年コート」はリペアサポートが充実している

このコートは、「100年コート」という名を冠している以上、サポート体制も充実している。

100年コート バーバリー トレンチコート

100年コートには、サンヨーが展開する専用のリペア申し込みサービス「100年オーナーサポート」が存在する。ボタン交換やサイズの変更など・・・同サービスに申し込みを行うことによって、100年コートに万が一のことがあっても、公式のサポートが受けられるというわけだ。

もちろん、ちょっとしたほつれや汚れなど、町のお直し屋さんで修理できることもあるだろう。しかし、やはりボタンの外れをはじめとした修理では、しっかりと純正品やサポートを選びたいもの。

「100年コート」という名前の通り、このコートには100年着られるだけのメーカーサポートが提供されているというわけだ。

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