「FX」やってる人は注目!「両建て」が年末に効果を発揮する【KLIP!節税】

本業のかたわら、FXをやっている人は多いだろう。

数年続けているのであれば、その人はいくばくかの利益が出ていて、ある程度稼ぐことができていると思う。今回は、そんな人に向けて、「FX」で可能な節税テクニックを紹介する。

「FX」で得た利益は税金を支払う必要あり

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年収2000万円以下のサラリーマンの場合、「FX」の取引での年間(1月1日~12月31日)で20万円以上の利益が出た場合には、確定申告をする必要がある。ちなみに、専業主婦などの一定の給与がない人だと、38万円以上から確定申告が必要。

ちなみに、注意すべき点として、FXの利益は、税の分類だと「雑所得」に属しており、公的年金や個人的な貸金の利子なども雑所得の対象に含まれている。このため、FXの利益が20万円を超えていなくても、雑所得の合計が20万円を超えていたら確定申告をしなければならないことは覚えておきたい

「両建て」は年末にこそ真価を発揮する

ここで「FX」のテクニックを紹介する気はないが、一つの節税方法として覚えておきたいのが、昔から取引方法の一つとして知られる「両建て」。これを利用すると、確定申告の際の利益を抑えることができる。

そもそも「両建て」とは、同じ通貨でロング(買いポジション)とショート(売りポジション)の両方を持つ手法だ。両方のポジションを持っておけば、相場がどちらの方向に動いても損失が増える心配はない。ただし、同じポジションを持つには証拠金が2倍必要になるため注意が必要。

この「両建て」の特徴を利用することで、確定申告の対象となる「利益」を減らすことができるというワケ。

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実際のイメージ

具体的な手法は、11月や12月の年末時期に「両建て」でポジションを保有する。これを年末まで保有していると、相場はどちらかの方向に動き、一方のポジションでは利益が出て、もう一方のポジションでは損失が出ているはずだ

このとき損失になっているポジションを決済すると、1年間で得た利益を減らすことができる。さらに、利益が出ているポジションを年明けまで持ち続けると、当該年の確定申告には含まれずに来年の利益になる。「利益」が確定申告の対象になるので、あえてその年に「損失」を出すことで、見せかけの利益を減らすという手法である。

年末の「両建て」、どのくらい得をする?

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では、実際に取引の数字から「両建て」のよさを考えてみよう。

まず、円とドルの取引で12月に入った時点で100万円の利益があったとする。

12月に入った時点での取引レートは110 円として、もし取引をせずに年を開けたとすると、利益は変わらず100万円となり、確定申告のときに税金を約20万円納めることになる。

一方、「両建て」を利用するとーー110円のときに1万通貨いわゆる1Lotを買いおよび売りポジションで保有する。このまま保有し続け、12月末の取引最終日に取引レートが100円まで下がると(※そんなことは、まずないが、あくまで仮定)、買いポジションでは10万円の損失が、売りポジションでは10万円の利益が出る。損失がある買いポジションを決済して、売りポジションを保有し続ける。

そうすると、1年間の利益が90万円に抑えることができ、確定申告のときの税金は約18万円になる。なにも取引をしなかったときに比べて約2万円の違いだ。

売りポジションを保有しているため、この時の実際の利益(未確定ベース)は100万円のままである。年明けに売りポジションを決済すれば、前年の確定申告に含まれずに今年の利益になる。これを繰り返してさえいれば、いくばくかの「節税」につなげることができるというワケだ。

「節税」のための「両建て」、注意点も

このように、年末に両建てを行うことで、確定申告のときの利益を抑えることができる。ただし、いくつか注意すべき点があり、買いと売りの両方のポジションを保有するため手数料や証拠金が2倍になることや、買いと売りのスワップポイントの合計がマイナスになりやすいことがあげられる。これにより、強制的に決済され、ポジションを失ってしまうことは避けなければならない。

さらに、国内のFX業者によっては、「両建て」を禁止している場合がある。今回紹介したような「両建て」をしようと考えている場合には、公式ページを見て確認をするか、直接問い合わせて確認をしておくのがおすすめだ。

もしメイン口座で「両建て」が禁止されている場合には、別にFX口座を作成することをおすすめする。

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